【大腸憩室炎発症~休日診療へ】明け方の大量発汗と右下腹部の痛みで目覚めるが、無謀にもハイキングへ出掛ける

大腸憩室炎で入院

明け方4時頃、背中と額に大量の汗をかいて目が覚める。
寝返りを打つと、昨日少しだけ違和感を感じた右下腹部に痛みを感じる。
あれ?と思い、痛みを確かめるように動くと、かなりの痛みが下腹部に響く。

治ったかと思ったら、逆にひどくなっている。
昨日油っぽいトンカツと疲れている時の酒が効いたかな、そう思った。

これは飲み過ぎで肝臓にダメージがきている、その時はそう思い、また目を瞑った。

痛みに耐えつつ大山へハイキングに行く

この日は、秦野の大山に紅葉を見に出かけると言われていたので、7時台に起き上がる。
やっぱり、右下腹部に猛烈な痛みが走る。

起きてリビングに行くと、すでに妻子は起きており、子供たちは朝食をとり、妻は弁当の準備をしている。
そっか、もう行く気満々でみんな準備しているのか・・

右下腹部が痛い、と妻に伝えると「どうする?今日はやめとく?」と聞かれる。

かなりの痛みだったが、出かける気満々で準備している子供たちの様子を見ると、自分の不摂生のせいでイベントをキャンセルするわけにはいかない。
「とりあえず行こう」とだけ返事をして、ヘパリーゼを飲んで準備をした。

この時は、完全に酒のせいで肝臓が悲鳴を上げている、としか思っていなかった。

家を出て、東名高速道路を飛ばす。
運転中は姿勢を保っている分には痛みは少ないが、少し体をひねったり伸ばしたりすると、右下腹部に痛みが走る。
痛みが少しも良くならず、突き刺すような痛みがジンジンと響いていた。
風邪で熱が出る前のような、そんな感じもしていた。

なんとか堪えながら、大山へ到着。
紅葉のシーズンなので、駐車場が混んでおり、待ちながら持ってきたおにぎり2個を食べる。
痛みはあるが腹は減った。

歩くたびに腹に響く痛み

30分ほど待って注射して、大山の坂道を痛みとともに登った。
歩くたびに痛みはしたが、大山自体は癒させるところだった。
多分これは熱が出てるな、歩きながらそう感じていた。

ケーブルカーに乗ったり、弁当や売っていた豚汁を食べ、紅葉を楽しんだ。
腹さえ痛くなければ楽しめるのに。。
きれいな景色も痛みのせいで、目に入る美しさも半減するような気分だった。

下山する時が登る時よりきつかった。
降りるたびに下腹部に痛みずんずんと響き、体が熱くなるのが感じられた。

これはいつもの二日酔いとか、そういうレベルではないな。
歩きながらそう感じていた。

帰りの運転もなんとか自分でして帰宅。
妻に運転を任せようかとも思ったが、運転している方が気晴らしになると思った。

家に帰りガクガクするほどの悪寒と発熱

帰宅すると痛みと悪寒を感じ、熱を測ると38.6℃。
やっちまった・・

時間が経つほど、がくがく震え上がるほど悪寒を感じた始めた。
風呂は夕食後に入る派なのだが、この日は夕食前に早めに風呂へ入り、酒は飲まず食事をとって布団に入った。
夕飯はスーパーの焼き鳥とスンドゥブ。


食事をして歯を磨き、早めに布団に入るも、発熱と寒気は続く。
右下腹部の痛みもより一層ひどくなっているようだ。

スマホで「右下腹部 痛み」で症状を調べると、まず出てくるのが「虫垂炎」「盲腸」。
症状もかなり似ていたので、おそらくこれだ!と自分の中で思っていた。

虫垂炎だとオペか入院なのか、嫌だな、なんて考えながら寝ていたら、途端に少し怖くなってきた。
再度熱を測ると、相変わらず38度なので、心配になってきた。
トイレに行くたびに、歯ががちがちするような悪寒が走る。
これはこのまま寝てても悪化するだけだ、そう思い妻に休日診療に連れて行ってもらった。

時刻は19:00過ぎくらい。

休日診療で1日分の抗生物質と解熱剤を処方される

休日診療では検尿と触診をされた。
腹の色々な部分を押され、ポンっと離す時と押す時のどちらが痛いか、など色々聞かれた。
正直、右下腹部の一点を押すと痛いので、ここを押すと痛いとしか答えられなかった。

押すと痛いか話すと痛いかについても、どちらも同じくらい痛いと答えた。

尿検査は特に異常なし。

医者の話だと、ここでは断定はできないが、発熱していることからウィルス性のものである可能性が高いので、1日分の抗生物質と解熱・痛み止めを1日分処方してもらう。

医者の話では、発熱しているのが少し解せないとのこと。
明日きちんと内科で診察してもらった方が良いとのことで、1日分の抗生物質と解熱剤を処方してもらう。

帰りの車の中、少しだけ気持ちが楽になった気がした。
インターネットの情報で調べると、病名だの治療法だの色々出てきて、恐怖心を煽られる。

記事を書いている人が、本当に医者なのかもわからない眉唾物の情報であっても、無機質なテキストで書かれると恐怖を感じるものだ。

その一方、医者にきちんと話を聞くだけで、はっきりとしたことはわからなくても、「尿検査異常なし、ウイルス性、抗生物質もらう」という流れだけでだいぶ気持ちは楽になった。

やはりネットの情報ではなく、リアルな医者の話を聞いたほうがいい。

帰宅して、処方してもらった薬を飲み、すぐに布団に入る。

熱のためなかなか寝付けず、寝たと思ったら深夜0時台に目が覚め、パジャマがびしゃびしゃになるくらいの汗をかいていた。
額も汗でびしょびしょだし、パジャマがずぶ濡れになるほど汗をかいたのは初めてだ。

痛みもまったく改善されないどころか、増しているような気もする。
眠れないので、病院に寄ってから出社する旨、会社にメールだけ送る。

月末の忙しい時になんてこった、そう思いながら目を瞑った。
その日は明け方にも目が覚め、よく眠れなかった。

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