2024年6月、総合病院の予約を取り、紹介状を持って診察に向かう。
11時に予約していたのだが、ずいぶんと待たされた。
診察は男性の非常勤の先生で、紹介状の中に入った10年前のMRIの画像を確認する。
そして、僕の鎖骨部分をみて「ああ、ずいぶん大きいねえ」と言い、MRIを撮って、執刀できる常勤の先生がいる日に予約を入れてもらう。
聞いたところ、この日に診察してくれた先生も背中に脂肪種があるとのこと。
「けっこう圧迫感あるんだよね…」など脂肪種談義に小さな花が咲く。
MRIを撮って手術の予定を決定する
6月中旬の土曜日08:30。
総合病院が空くと同時に病院へ入る。
MRIを撮って、その画像を先生に見ていただく、ということでかなり朝早めにスケジュールになった。
受付をすると、MRIの部屋に案内され、さほど待たずにMRIを撮る。
10年ぶりのMRIだが、やはりうるさい。
MRIの後、予約していた診察の時間まで1時間以上あったので、病院の外を散歩する。
行くあてもなく、かなり暑かったので、すぐに病院に戻って持参した漫画を読んで待つ。
11:30の予約だったが、10分前位に呼ばれる。
診察室に入ると、マスクをした小柄な美人女医が出迎えてくれる。
手術の不安はあるものの、マスクの下はどんな顔してるのかな?という好奇心の方が勝ってしまった。
40代後半だが、我は男なり。

そんなことはさておき、MRIを見ながら先生の話を聞く。
画像には真っ白な脂肪種が映っており、大きさは7~8cmとのこと。
10年前の約2倍になっている。
血管の多い所なので、全身麻酔での手術となり、5日間の入院になるとのこと。
脂肪種を除去したところが空洞となり、血が溜まりやすいので、1週間程度は会社を休むつもりでいて欲しいと伝えられる。
また、血管を巻き込んでいるので、もしかしたら血管の損傷がないことを優先して、脂肪種を取り残す場合があるとのこと。
残した脂肪種はまた大きくなるのか確認したところ、また大きくなるらしい。
10年後にまた手術なんて嫌だが、そこは先生にお任せするしかない。
手術にあたり、尿道カテーテルが痛いと聞いていたので、それはやらないでほしいと最初に伝える。
1時間半ほどの手術なので必要ないとのこと、ほっと股間を見下ろし安堵する。
手術日は約1ヶ月後に決定。
その日は全身麻酔にあたり、血液検査や心電図、レントゲンなどを取り、入院の手続きや書類をもらって終了。
ついにXデーが決まってしまった。
しかし、まだ1ヶ月も先の話なので、まだ気が楽だ。