【脂肪種手術入院3日目】想定外の早めの退院!術後の傷は痛くなく、テーピングのかぶれのほうがひどかった

脂肪種の手術

少しうとうとろ寝て、朝5時くらいにベッドから起き上がる。
痴呆老婆の叫び声もあり、体はだるいが眠れなかった。
今日は朝から「誰か~!警察呼んでくださ~い」と叫んでいる。

どんな顔して叫んでいるのだろうと見に行く。
その声の主は、こちらを見ながら歯の抜けた白髪の老婆は「警察を呼んでくださ~い!」と無表情で叫んでいた。

傷口は傷まないが、テーピングを貼っている部分が痒くて仕方がない。
ひっかいたら皮が剥けてヒリヒリと痛くなった。

6時45分くらいに血圧と体温。
いずれも正常値に戻っていた。

朝食が届く時間まで、漫画やスマホを見て過ごす。体はすごくだるい。
7時後半に、朝食が忘れられているようで、自分で取りに行く。

この日の朝食は魚のみりん醤油漬け

この日の朝食メニューは以下の通り。

・味噌汁
・魚の味醂醤油漬け
・白菜のお浸し

・ふりかけ
・牛乳

・米200g

質素な朝食だが、いつも朝食を食べない僕にとっては、きちんとこれだけ用意してもらえるのはありがたい。全体的に味は薄めだけど、美味しくいただいた。
牛乳なんて久しぶりに飲んだ。

思いもよらず本日退院!

8時30分頃、先生が来てくれて傷口に差し込んであるドレーンを抜いてくれる。
怖くて傷口を見れずに目を背ける。
ドレーンは抜かれている感覚は少しあるけど、全然痛くはなかった。

傷口をぐいぐいと押され、血液などは溜まっていないか確認される。
痛いかと思ったらそうでもなかった。
傷口は問題なく、ガーゼで圧迫する処置を教えてもらう。

明日私は午前中診察で見れないんだけど、どうします?
今日退院しちゃいますか?

想定していなかった言葉が先生の口から出てきた。
それは願ってもないが、妻に迎えに来てもらう必要があるので、少し待ってもらう。
15時くらいには迎えに来れるとのことで、看護師さんに伝えて退院準備へ。

このまま明日も入院していても、診察もなければ何もない、ただいるだけだそうだ。
ベッド代2万円がかかるので、退院しないという選択肢はない。

病院食を最後まできっちり味わい早めの退院

本日退院だが、昼ごはんまではちゃんと食事が出た。

昼食のメニューは以下の通り。

・豆腐チャンプル
・オクラの和え物
・みかんゼリー
・米200g

昼ごはんは豆腐チャンプル

献立を見ていた時、豆腐チャンプルか…と思っていたが、意外とちゃんと味がして美味しかった。
オクラは梅酢のような味つけでごはんによく合う。
最後の病院飯をきちんと堪能できた。

病院食のごはんは容器のせいか、独特な香りで、給食や学食のような雰囲気がして懐かしい感じがした。

14時に先に会計手続きをしてクレジットカードで精算する。
2泊3日の全身麻酔手術で、合計12万円程度。
ベッド代は個室なのでしょうがないとして、全身麻酔が思った以上に費用かかるんだなと思った。
意識を失わせて、生命を維持しながら手術を受けさせるわけだから高い技術なのだろう。
当然と言えば当然の費用である。

14時40分くらいに、看護師さんが来て、忘れ物などの最終チェックをおこなう。
妻が迎えに来てくれるまで、病室にいても良いとのこと。
しかし、やることもないので、荷物を抱えて入院棟から出る。

叫んでいた老婆は、ナースステーションでちょこんと車椅子に座らせられている。
日中はこうしていないと、また叫んでしまうのだろう。

妻の到着予定まで少し時間があるが、売店を見たりして、総合受付の椅子に座って待つ。
外に出てみたらむせかえるような暑さで、関東の梅雨明けのニュースが流れていたことを思い出す。

今回の入院は短かったせいか、それほどの解放感はなかった。
10年間、共にしていた脂肪種ともこれで完全にお別れだ。

脂肪種のおかげで休肝日も設けられたし、ある意味健康への気づきを与えてくれた存在だった。
まだ長い人生、病院の世話にならずに生きていきたい。
妻が運転する、我が家の車を目で追いながらそう感じた。

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