【脂肪種発覚】鎖骨に出来た柔らかい出来物は脂肪種であった

脂肪種の手術

それに気が付いたのは10年前。
風呂上がりに何となく右側の鎖骨周辺を触ったところ、今までに感じたことのない突起を見つけた。
押してみると柔らかく、ぷよぷよとしている。
左側にもあるのかと思って、左の鎖骨周りを押してみてもそれはない。

右鎖骨上の脂肪種
右鎖骨上の脂肪種(2024年7月)

小さなしこりではなく、指で掴んでみるとそこそこの大きさがあり、何で今までこれに気が付かなかったのだろう、と思った。
ネットで「しこり」で検索すると、癌などの病気が必ず出てくる。

検索すればするほど、安心する情報など出てくるはずもなく、不安を煽るような記事しか出てこない。
今まで身体にこんなに大きなしこりが出来たことはなかった。

もしも癌だったら…と途端に不安が頭の中を占拠する。
ちょうど長男が生まれたばかりだったので、先のことを考えるとどうしようもないくらいに不安になる。

とりあえず怖がっていてもしょうがないので、鎖骨周りのしこりはどこの病院に行ったら良いか、ネットで検索する。

耳鼻咽喉科、総合病院、整形外科を回る

耳鼻咽喉科へ

まずはいつもお世話になっている耳鼻咽喉科に行った。
しかし、ここではよく分からず。
ついでに鼻の奥が蓄膿症なのかな、なんて話をしたら、カメラで覗かれて5000円近く取られた。
後から聞いたところ、首から上が耳鼻咽喉科で、鎖骨周りは専門外とのこと。
なんだよ…

総合病院の外科へ

次に総合病院の外科(たしか)に行った。
そこでは血液検査をされ、癌などの数値が高くは出ていないとのこと。
しかし、何なのかは分からないとのことだった。
こんなにも分からないものなのか…

整形外科へ

整形外科に行ってみたらどうか、と言われ次に整形外科に行くことに。
整形外科に行くと、MRIを撮ってから来てほしい、とのことで数日後のMRIの予約をしてこの日は終了。

MRIで脂肪種と発覚

MRIを取りに整形外科に紹介してもらったMRIセンターのようなところへ行く。
人生初のMRIだ。

MRIは痛くもなんともないが、とにかくうるさかった。
MRIを撮り終わり、画像が入ったCD-ROMを渡され、後日整形外科へ。

こんがりと日焼けして、茶髪のサーファーのような先生にCD-ROMを渡す。
画像を見てしこりを触り、脂肪種でしょう、とのこと。
恐らく良性だと思うので、すぐに手術する必要はないけど、大きくなるからあまりいじらないようにと言われた。

とりあえず大事には至らなかった。
この日、病院を後にした時の安堵感といったらなかった。
前途洋々、やけに街並みが輝いて見えた。

こんなに怖いを思いをするなら、少し健康のことに気を付けよう。
この日から、毎日晩酌をしているのを週に何日かの休肝日を設け、筋トレをするようになった。

脂肪種が発覚したのが2014年のこと。
これは2024年現在、今でも続いている。

10年間放置していた脂肪種は倍の大きさになった

それから10年、当時は4cm程度だったのが7、8cmまでの大きさになった。

それは風呂上がりに鏡でみても、目に見えて大きくなっていた。
これはもう取らないと、と思っていたが、なかなか勇気が出ずにこれまできてしまった。
夏の暑い時期は汗をかくので、できれば秋か冬にしよう、なんて思いながら数年が過ぎていた。

しかしながら、さすがにこれはないだろう…というくらい大きくなったので、勇気を出して整形外科へ行った。
鎖骨の首よりなので、おそらく全身麻酔の手術になるだろう、と10年前に言われていた。
なので、整形外科へは総合病院の紹介状だけをもらいに行った。

MRIだけ先に撮ろうか?と聞かれたが、総合病院で全部一緒にやった方が早いだろう、と思い断った。
ついに、脂肪種手術へ一歩踏み出してしまった。

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